ノリの育苗について

ノリの育苗について
ノリ養殖は簡単に言えば、ノリの種(胞子)がついたノリ網(約20m×2m、イラストの点線で囲んだ部分)を10月から翌月3月にかけて海に張り、生長したノリを刈り取り、加工するという手順で行われます。

今回は、ノリの採(さい)苗(びょう)についてで紹介した「採苗」の次の作業である「育苗(いくびょう)」について紹介します。
 ●図面.jpg
採苗で種を付けたノリ網は、育苗に適した水温(23℃以下)になるまで冷凍庫で保管されます。
水温が下がると、冷凍庫から出庫し、海面で10枚程度重ねて展開し、約20日間かけて芽を育てます。
育苗は製品としての海苔の旨さや品質を左右する非常に重要な作業です。
今年度は早い地区では10月中旬から育苗を開始しました。
1.張り込み.JPG
育苗中は毎朝ノリ網を海面から上げて干す「干(かん)出(しゅつ)」と呼ばれる作業を行います。
これにより、珪藻付着等の汚れを落とし、芽を強くします。
干出はノリ成長具合やその日の気温、湿度などを考慮し、30分から最大3、4時間程度行われます。
2.干出.JPG
ノリが1~2cmに生長すると一旦海から上げて、「本張(ほんば)り」と呼ばれる1枚ずつノリ網を張り込む作業に適した水温に下がるまで冷凍庫で保管します。
本張りされたノリが成長し、刈り取られた後に製品に加工されます。
次回は本張りについて説明したいと思います。

文責:オリジャク

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