水産エコラベルをご存知ですか?

 先日、小学5年生の息子がいつものようにランドセルに入っていた教科書やぐちゃぐちゃのプリントなどをリビングいっぱいに拡げていたので、片づけさせていたところ、社会の資料集から「魚を食べたい!」の大きな文字が・・・
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 ページがぐちゃぐちゃになって見えにくくなっていますが、将来の魚の資源を守るために、認証制度のマークがついている魚を食べようと呼びかけているものでした。
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 表紙です。表紙を開いてすぐに「魚を食べたい!」のページが。

 水産庁によると、近年、水産物の持続的利用への関心が高まっていることから、漁獲期間を制限したり、漁具を制限する資源管理や環境へ配慮した取組みを証明する水産エコラベルが注目を浴びています。

 うどん県おさかな課職員である我々からすれば、漁師さんたちが資源管理や環境への配慮に取り組んでいることは当たり前の話で、昭和の時代からそれぞれの地域や対象魚種にあわせて、行政と漁業関係者でたくさん話し合って、独自に魚を守るルールを作ってきました。
 当たり前すぎて、「こんなことやってます!」と大々的に紹介することもなかったので、教科書に大々的に紹介されていることに驚き、それと同時に一般消費者の皆さんにそれらの取組みが知られていないことに気づきました。

 水産エコラベルが注目されるようになった大きなきっかけは東京オリパラ大会だと思われます。選手村等で使用する水産物の調達基準には、水産エコラベルを取得するなど持続可能性に配慮していることと記載されていることから、これらの条件をクリアしたことを証明する水産エコラベル認証制度の取得に向けた動きが大きくなりました。
 また、近年では、大手小売店などで水産エコラベル認証制度を取得したことを証明するマークが貼ってある水産物が並ぶようになっているので、目にしたことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか?

 うどん県は魚類養殖発祥の地。養殖業への意識が高く、持続的に水産物を養殖するために環境への配慮も十分なされているため、認証制度を取得されている養殖業者さんもいらっしゃいます。
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 漁船漁業でも、例えば、うどん県の春の代表種サワラは、約20年ほど前に全く獲れなくなったときに、漁業者の皆さんが自主的に休業するなどの資源回復に取り組んだことから始まり、その後行政関係者と漁業関係者が連携して資源量を回復することに成功しました。この取組みは、全国的にみてもかなり早く、またうどん県のみならず、関係県の漁業関係者や行政関係者と幅広く連携し、資源回復に成功したことから優良事例として水産業界では広く知られています。
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 また、うどん県では一時期激減したオコゼやキジハタなども資源管理に取り組んだことで、普段お目にかからない超高級魚から、今ではスーパー等に多く並んでいるまでに資源が回復しています。

 ということで、たまたま見つけた教科書がきっかけで、うどん県のおさかなの資源管理や環境への配慮について紹介させていただきました。

 豊かな海で、関係者に大事に取り扱われ、育てられたうどん県のおさかなをお召し上がりください。

文責:アイアンソルジャー

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