巷はコロナウィルスで大変ですが生き物達は待ってくれない サワラ種苗生産編その3

 6月4日に瀬戸内海の各地にサワラ稚魚が配付されて行ったコトについては「サワラ種苗生産編その2」で先日お知らせいたしましたが、あっという間に放流の日がやってきました。サワラは種苗生産の段階を終えますと、各地で中間育成という、チョット大きくする過程を経て放流されるワケでございます。で、サワラの成長は非常に速いため、わずか10日間の中間育成を終え、瀬戸内海へと旅立っていきました。
1サワラ稚魚放流の朝.jpg
 というワケで、コチラさぬき市小田のクルマエビ等大規模中間育成場でございます。マスコミの方などもすでにスタンバイされております。
2サワラ追い込み用の網.jpg
 サワラ稚魚の飼育はコチラの一辺が70メートルもある飼育池で行われていますので、放流もたいへんな作業でございます。クルマエビはカゴで獲りますし、ヒラメは水位を下げると水門近くの水深のあるところに集まるのですが、サワラはずうぅぅぅぅぅっと泳いでいますので、こんな感じの網で水門付近に追い立てて、水門から直接瀬戸内海に出て行ってもらうしかございません。
3水門へ追い込む.jpg
 さっそく作業開始でございます。サワラ中間育成の大御所であるガタガタ氏と海藻太郎さんの指示のもと、水中班がソロリ、ソロリと網を引き寄せていくワケでございます。ちなみにワタクシはロープの端っこを持っているだけでございます。言い訳をいたしますと、ワタクシの担当は例年、近くの漁村センターでサワラ稚魚放流に合わせて開催される「サワラ食育教室(幼稚園児、保育園児、小学校低学年とその保護者の方などを対象)」をずぅぅぅぅぅっと担当していましたので、池のそばにあんまり来てないというのがホントのところです。ところが今年は新型コロナの関係で漁師さんたちと行う放流式典もサワラ食育教室も無しってコトになりましたので、久しぶりの池のほとりとなったワケでございます。
4水門付近.jpg
 というワケで網が絞られてきまして、サワラ稚魚は水門付近へと集まってまいりました。水門をくぐりそうで、なかなかくぐらない。水門のトンネルを出たり入ったりと繰り返しながら、そして先頭のサワラが外へ出ていきますと群れ全体が一気に出ていきます。
5水門から出るサワラ稚魚.jpg
 おーーーーっ!出ていきましたね~~~!今年も一気に瀬戸内海へと旅立ちました。
6サワラ稚魚.jpg
 というワケで今年も無事に放流作業が終わりました。今回放流したサワラ稚魚も2年後には3キログラムぐらいに育って、また、うどん県付近に帰ってきてくれることと思います。

文責 ヒラメ太郎EpisodeⅡ

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