魚を育て海をはぐくむ工事を行っています その2

 ワタクシが担当しております業務の一つ「増殖場造成工事」について、その後の様子をご紹介いたします。今回は製作が完了した増殖礁を海中にいよいよ設置ということでございます。しかし、残念ながら雨模様、風がないのがせめてもの救いですが、安全には十分配慮する必要がございます。
というワケで小さな船外機船で施工業者の方々と増殖礁を積載しております、起重機付き台船に向かってまいります。
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台船に乗り込みますとこのとおり、完成した増殖礁が整然と並べられています。

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赤い矢印のところに良く見ていただきますと「青白」の旗がありまして、コレが潜水旗でございまして、今回は潜水士の方のお力をお借りしての施工となるワケでございます。

3ダイバーさん.jpgこんな冬に海に潜るなんて、ホント頭が下がります。潜水士さん、よろしくお願いいたします。

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というワケで、増殖礁を入れる位置を決めなければなりません。そこで役立ちますのがこのキノコ状の物体でございまして、その実態はGPSの受信アンテナってことでございます。

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 その位置決めの様子はこんな感じで、青色のカッパを着た方が受信アンテナを動かしていくワケで、左のテント下の方がPCを見ながら指示を出すのですが、その精度がすごいことになっていまして、「もう少し丘側へ。あと10センチ!」なんて感じで、海の上で10センチレベルで場所がわかるなんて!!ワタクシが25年ほど前にコノ手の仕事をしていましたときには漁師さんの指示と海図で魚礁を設置していたものです。コレが科学の進歩ということで、ワタクシも年を取ったものだなぁと感慨にふけるワケでございます。

6GPS.jpg どんな風に指示を出しているのかとPCの画面を見せていただくとこんな感じで、船の上で歩き回っているところが一定の時間でプロットされていまして、このように精度の高い工事が施工できるワケでございました。で、台船上に基準となるマークを置きまして、ハイ!位置決めができました。

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さっそくクレーンがうなりを上げまして、増殖礁をぐいーんって吊り上げていきます。

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 台船上のマークからあらかじめ長さを決めてある竹竿を伸ばしまして、バッチリの場所にきましたら、

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 そろーっと降ろしていきまして、海中にいる潜水士さんからOKがでましたら、海底に着底させまして、潜水士さんがワイヤーのフックを外しまして、設置完了となるワケでございます。
 というワケで今年度の漁場整備事業も工事はすべて終わりまして、あとは書類検査をするのみでございます。
 今回の工事ではガラモ藻場や甲殻類や多毛類が増えやすい環境を造りまして、メバルやカサゴ、キジハタなどの稚魚や幼魚が育ちやすい場所を造るものでございます。釣りなど楽しまれる方はコチラの増殖場からチョット離れたところでやっていただき、デッカくなったお魚をゲットしていただくってことでよろしくお願いいたします。

ヒラメ太郎EpisodeⅡ

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