テッポウエビ類が獲られていました。テッポウエビ類は、ハサミをカチカチ鳴らすことから観音寺では「かちかち」と呼ばれています。
テッポウエビ類はどうやら全国でも香川県周辺だけで食用とされている様です1)。
県内他地区の担当者に確認したところ、テッポウエビ類が市場に出回っているのは見た事が無いとのことなので、漁獲されているのは、国内では観音寺周辺だけと考えられます(その他の地域でも漁獲されているという情報がある場合コメント等で教えて下さい)。
観音寺では主に下記のテッポウエビが漁獲されます。
オニテッポウエビ Alpheus digitalis
ツメナガオニテッポウエビ Alpheus longiforceps

テナガテッポウエビ Alpheus japonicus
この日漁獲されていたのは、ほとんどがオニテッポウエビの様でした。
これらテッポウエビは、漁業者の話では「クルマエビよりも味は美味い」とのことで、塩ゆで、煮つけ、味噌汁等で食されている様です。今後新鮮なテッポウエビが手に入ったら食べてみたいところです。
香川県では、底びき網等で漁獲された様々なマイナー魚介類が食用として有効利用されています。
香川県にお越しの際は是非居酒屋等でこの様なマイナー魚介類を探してみて下さい。
※一般の方は,許可なく市場に入場することはできません。
文責 メガネウオ
参考文献
1)美味しいマイナー魚介図鑑(2015):ぼうずコンニャク 藤原昌髙, 株式会社マイナビ.
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