野網氏はその著書「海を拓く安戸池(1969年、みなと新聞社発行)」の中で、三重県志摩水産学校在学中に、カツオ釣りのエサに使うイワシに交じっていたハマチの子が、狭い小割網の中でもイワシを食べるのを目のあたりにしてとても驚き、同時に故郷の安戸(あど)池(いけ)でも魚を飼って大きくすることが可能であると思った旨を記しています。

瀬戸内海に面した海水池「安戸池」
安戸池を望む野網和三郎氏の銅像
当時、狭い小割網にハマチを収容し、エサを与えて飼育するという発想は、誰も思いもつかなかったことです。そして野網氏は、ハマチの子(モジャコ)の確保や、赤潮対策、ハマチの販売、安戸池の整備など、幾多の課題を乗り越え、夢を実現されたのです。
現在世界中で養殖されているサーモンやマグロの養殖も、元をたどれば90年前に野網氏が始めた安戸池でのハマチ養殖に行きつくのです。

現在のハマチ養殖の出荷の様子
海面養殖の礎となったハマチ養殖90周年を記念して、うどん県やうどん県おさかな関係団体で構成する「さぬき海の幸販売促進協議会」では、各種イベントやキャンペーンなどを実施します!詳細はこのブログなどに随時アップしていきますので、どうぞお楽しみに。
そして今回、さぬき海の幸販売促進協議会は、うどん県お魚キャラクター「瀬戸のはまちゃん」をベースにしたハマチ養殖90周年のロゴマークを作成しました。ハマチ養殖90周年を祝い、ハマチを始めとするうどん県水産物を応援して下さる方、使用条件なしでこのロゴマークをお使いいただけますので、どんどんダウンロードしてくださいね。

ロゴマーク
文責:おー山
この記事へのコメント
おさかな野郎
うどん県おさかな課
お問い合わせありがとうございます。
今年は計画していませんが、今後検討します。よろしくお願いします。
>おさかな野郎さん
>
>ハマチハンター選手権、やらないのですか??楽しみにしてるのですが