市場調査5月-①香川県魚市場株式会社-

高松地区の市場調査についてお伝えします。

今回目に留まったのは「オニオコゼ」です。高松地区では春先に多く見かけます。
オニオコゼは刺毒魚(背鰭などに毒腺が付随した鋭い刺棘を持つ魚)の一種で、うっかり手を刺されるとグローブのように腫れ上がると聞きます。
どのくらいの毒性があるかというと、オニオコゼ1尾(大きさは不明)で、マウス(体重20g)230匹を殺し得るそうです。
大抵は、よく見えるように一番上に積まれているのですが、たまーに下の箱からもお目見えすることが…。
「うわっっ!!」と内心ビビりつつ、慎重にスケールを入れて写真を撮ります。
オニオコゼ.JPG
さて今回は、購入&調理も試みました。
なぜって、仕事帰りにスーパーで2割引きのオニオコゼをゲットしたので。
コワ~い背鰭は既にカットしてくれています。
オニオコゼパック.jpg
おさかな試験場の「甚ヱ門」さんから次のような情報をいただきました。
「1900年頃に来日した外国の魚類学者は、「通常は棘突起を取り除いた状態で毎日市場に出回っている」
と記録しており、その頃またはそれ以前より、背鰭を除去して店頭に並んでいたものと思われます。」
昔から人々はこの棘を恐れ、細やかな対応をしていたんですね!!

お料理に戻ります。でも,メニューは唐揚げしか思いつきません…。
てことで、おぼろげな記憶をたどって切れ目を入れてみました。
オニオコゼ切れ目.jpg
粉をはたいて、カラッと揚げれば、出来上がり~。
外側は香ばしく、身はホワッと、皮目はコラーゲンたっぷり(たぶん)。
子供達+母が競い合って食べました。コラーゲンは母優先!!!
オニオコゼから揚げ.jpg
参考文献
塩見一雄・長島裕二(1997):海洋動物の毒、成山堂書店、東京.49-53.

※一般の方は、許可なく市場に入場することはできません。
のりまき

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