市場調査3月-①香川県魚市場株式会社-

高松地区の市場調査についてお伝えします。

今年度の調査も今回で終わりです。
3月というと,あの魚が増えているかな~と期待しつつ市場へと向かいました。

しょっぱなに高松地区の底びき網漁業者さんにお会いし,「アイナメちゃん測ってよ~」と言っていただきました。
そう,あの魚とは…,アイナメ(地方名:アブラメ)のことです!
アイナメ.jpg
1月頃から漁獲が増え,3-4月にピークを迎えます。
でもこのアイナメ,暑さに弱く,昨年夏の高水温※の影響が心配されています。
夏の高水温で死んでしまっていたら,今時期の漁獲量は減ってしまいます。
でも,あちこちで「アイナメの子が目につくな~」といった意見も伺うので,影響は小さかったと思いたいですね。
※屋島湾に設置されている自動観測ブイのデータでは,8-9月の平均水温で平成H3年以降,5番目に高い年でした。

ところで,このアイナメ,仔稚魚は成魚からは想像できないような色をしています。一見,別の魚みたいですよね。
アイナメ科仔稚魚の浮遊生活期の特徴1,2)のようで,底棲生活へ移行するころには成魚と同じような体色へと変化します。
アイナメ稚魚.JPG
今から初夏にかけて旬のアイナメ,上品な白身をぜひ味わっていただきたいと思います。
ヒラメ太郎氏(改名前)のブログ記事もご参考くださ~い!

参考文献
1)福原修(1971):広島湾で採集されたアイナメ科魚類の自然産卵について.水産増殖,19,5-6.
2)針生勤(1988):日本産稚魚図鑑(沖山宗雄編)東海大学出版会,東京.815-817.

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