海底0.02哩

みなさまはじめまして。
うどん県おさかな試験場のinehochiです。
だいぶ日が長くなってきましたが,寒い日が続きますね。
世間ではインフルエンザがはやっているようで,おさかな試験場にも気配が見られています。
みなさまもご自愛ください。
うがい手洗い励行!

閑話休題。
すこし前のことなんですが,漁師さんから変な魚がとれた!と連絡がありました。
持ち込まれたものを確認してみると…
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ででーん

ぎゃー!胸を食いやぶって出てくるアレじゃー!助けてシ○ニー・ウィーバー!
…とはならないのが,おさかな試験場の職員なんですね。(誰もならない。)

ワラスボ。スズキ目ハゼ科のおさかな…の仲間ですね。
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歯が鋭い

映画のアレにとってもよく似てるので,メディアでしばしば取り上げられているのでご存知の方も多いでしょう。
目とうろこは退化していて,頭のところに目の名残なのか,ぽつぽつっと黒い点がありますね。
泥の中にもぐって,ゴカイとか小魚とか甲殻類なんかを食べてるそうです。
九州の有明海では干物で有名ですね。なかなかの高級品です。
で,ひとくちにワラスボと言ってもそれなりに種類があります。
種類がよくわからないおさかなが出てきたときは,
「日本産魚類検索 全種の同定」(中坊,2013)をめくります。
ぺらぺらめくって見比べてみると。
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ふむ。このワラスボにはヒゲがある。

他の特徴も見てみると,どうやらこいつは「チワラスボ」のようです。
有明海で食べられているやつとは別の種類ですね。
実はこのチワラスボ,うどん県でもたまに網にかかってくるそうです。
というか,おさかな試験場の目の前の屋島湾にもいるそうな。
チラワスボは,ワラスボと違ってふつうは食べないそうです。
ほうほう。食用ではないんだなぁ。

…え?食べませんよ?
いくら悪食のわたしでも,わざわざチワラスボは…

食べませんよ…?
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つづく…のか…?

参考図書
「日本産魚類検索 全種の同定 第三版」 中坊徹次編 東海大学出版部(2013年)

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